ピーターの法則

「階層社会においては、有能な人間も能力の限界まで出世して、無能な管理職になる。
無能な人間はその地位にとどまり続ける。
よって、すべての階層は無能な人間で埋め尽くされる。」

ピーターの法則(by Laurence J. Peter)


昔、この法則を初めて知った時は、「なるほど、そりゃそうだね」って他人事のように思っていたけど、
年を重ねるにつれ自分が無能な管理職に陥る危険性をひしひしと感じるようになった。
(ひょっとしたら既に陥っているのかもしれない)


今までと同様の仕事のやり方を続けていては自分の成長曲線が鈍る。
そのことを意識すべき時に来ている。

LECでの講演

先日、資格の総合スクールLECにて講演する機会を頂きました。
公認会計士資格の取得後に広がる未来


会計士試験の受験生を相手に受験時代や社会人になってからのことを
話して欲しいとのこと。


講演前にLECの担当者と話をしたところ、
最近は会計士試験にチャレンジする人が減っているらしい。
ガイダンスを開いても以前より集まりが悪く、公務員の方が人気とのこと。
背景にあるのは大手監査法人の採用人員減少か。


そこで、実務家の会計士が講演 → バラ色の未来を語る 
→ 受験生のモチベーションUP → LECの受講生増加


というのが今回の講演の依頼内容。


弁護士と同様、せっかく努力して合格しても監査法人に就職できないというのは確かにかわいそうではある。


とはいえ、世の中これだけ不景気な中で会計士だけ不況知らずってわけにはいかない。
会計士試験に受かったら自動的に幸せになるわけじゃない。
むしろ受かってからがスタートなわけで。


自分の周囲を見渡しても、不況などお構いなしに様々な分野で活躍している会計士はたくさんいる。
環境は悪くても自分次第でチャンスはたくさんあるよ、というのが講演のメッセージ。


自分のキャリアだってまだまだこれから。
正直、偉そうに語って満足している場合ではない。
個人的にも、自分のキャリアを改めて考える良い機会になりました。


あと、パワポを使わずに1時間しゃべり続けるのは初体験。
始まる前はどうなることやら・・・と思っていましたが、
いざ始まると意外に落ち着いてきて、ぴったり1時間で講演が終了。
普段のIRや板倉雄一郎事務所セミナーでの経験が活きました。
(受験生の間でも概ね好評だったのでひと安心)


自分よりプレゼンが上手な方をたくさん知っているだけに
こうした経験を重ねてもっと上手になりたいもんです。


PS
えなちゃんが告知してくれたおかげでホンコンさんが来てくれました。
(なんだか恥ずかしくて自分では告知できず・・・Twitterでもいろんな方が
紹介してくれていてありがたい限りです)


講演後に主催者&受験生の皆さんと食事に行ったのですが、
会計士試験とは全く関係ないホンコンさんがトークを仕切っていました。
(受験生の中にはホンコンさんのことを会計士だと思って話を聞いていた方もいるほど)


どんなアウェイな飲み会でも全く苦にしないホンコンさんの凄さを改めて感じた夜。
その能力を働くことに活かしなよ!

結婚

2010年9月24日、結婚式を挙げました。
そして先日、入籍の手続をしました。


多くの方々に支えられたおかげで、ついにこの素晴らしい日を迎えることができました。
これまで支えてくれた皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。


とはいえ、結婚生活はこれからがスタート。
相変わらずふたりでケンカしつつも仲良く日々を過ごしていきたいと思いますので、
皆様これからもどうかよろしくお願いします。

偏差値30からの肉体改造 1年後

身体を動かすことに全く縁のなかった自分が、
思いつきでゴールドジムに通い始めてからはや1年。


意外にも1年間続けることができたので、
この1年の活動実績と今後の方針を記録しておくことにします。


【直近1年間の活動記録】

レーニングの種類      回数
ゴールドジム(筋トレ)     73回
ホンコンさん主催 筋トレ合宿   5回
プール(水泳トレ)        3回
合計             81回

いずれも、1回につき1時間から1時間30分くらいの運動。
365日のうちの81日ということで、平均して週に1〜2日ほど、
1年間のうち100時間くらいは運動したことになる。


高校を卒業して以降、ほとんど運動しなかった自分にとって、
週1〜2回の定期的な運動だけでも非常に大きな変化。


正直、トレーニングに飽きてジムに通うのが憂鬱な時期もあったのですが、
ホンコンさん達との筋トレ合宿から刺激を受けたりして続けることができました。
筋トレ合宿メンバーの皆さんに感謝です。


【活動結果:体重及び体脂肪率の推移】

    2009年8月  2010年8月
体重  70〜71キロ   67〜68キロ
体脂肪率  25%前後   22%前後


体重にして2〜3キロ、体脂肪率にして約3%落ちた。
ここ数カ月は現在の体重・体脂肪率で安定している。


ただ、2〜3キロ程度の減量なんて、2、3日飲み会が続いたら
チャラになってしまう程度のアドバンテージに過ぎず、
筋肉量や基礎代謝の数値も少し増えただけ。


筋トレを始める前には、
「今まで全く運動してなかったから、
ちゃんと運動すれば効果が出るのも大きいのではないか?」
と細マッチョになった自分を妄想していたのですが、
思っていたほど効果は出ていないというのが正直な感想。


でも、体重の増加トレンドが止まっただけでも良しとせねばなるまい。
今までの生活を続けていたらもっと太っていただろうと自信を持って言えるし。
そういう意味では、この一年の活動は有意義だったと言えるかも。


【今後の目標と対処策】
目標:体脂肪率20%未満、体重65キロ
(あくまで体脂肪率を重視し、筋肉量が増えて体重が減らない分にはよしとする)


さらに体脂肪率を下げていこうと思ったら、今までのやり方にひと工夫が必要。


<トレーニングの見直し>

これ以上トレーニングの量を増やすのは時間的に厳しいので、
質の見直しに着手する。
同じ1時間の運動でも、もっと効果的にできるはず。


1年やってみて気づいたこととして、自分の場合は
ひとりでトレーニングをやっているとどうしても負荷の掛け方が甘くなりがち。


それだったら、効果の見込めるスタジオプログラムに参加した方が効率いいかなと。
筋トレ合宿で経験したセントラルのシェイプバンプの方が
自分ひとりでやるより効果的だと感じたし。


というわけで、ただいまゴールドジムからセントラルへの移籍を検討中。


<食事の改善>

1年やってみて痛切に感じたのは、
体脂肪率に与える影響は、運動よりも食事の方が断然大きい」ということ。

まぁ、ラーメン一杯のカロリーを燃焼するのにどれだけの運動が必要かを理解すれば、
そんなのは当たり前のことなのですが・・・。


それだけに、食事の内容や食事の時間帯を管理することも非常に重要なのですが、
正直、それだけはムキになってやる気になれない。
なんだか人生が爽やかすぎて、むなしい感じがするんですよねぇ。。。


そんなわけで、これから1年は、食事は自然の流れに任せながらも、
レーニングの内容を見直すことで今まで以上の成果を目指します。


また色々と試行錯誤しながら進めていこうと思いますので、
皆さんから良きアドバイスがあれば是非!

「もしドラ」に思うこと

先日知ったんですが、
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』って本、
最近あちこちで見るなと思っていたら、出版部数が100万部を超えてるんですってね。


マジですか?
出版不況の最中に、この本が100万部超えですか・・・?


私がこの本を初めて目にした時、この表紙とタイトルでどうしても手に取る気がせず、
ベストセラーになってその存在が気になりはじめてからも「この本を買ったら負け」という気持ちが拭えず、
アマゾン経由でこっそり買うことすらできなかったのが正直なところ。


(この表紙はオレには買えない・・・)

(同じ「もしドラ」なら、こっちを読むね)

近代麻雀オリジナルより)


この本を購入した方々には、そんな恥ずかしさはなかったのだろうか?
どういう気持ちでそのハードルを超えていったのか教えて欲しい。
(私の食わず嫌いかもしれないので、読んだ方からその面白さも教えて欲しい)


100万部超えで衝撃を受けたという意味では、
山田真哉さんの「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」以来。
いずれも「経営」や「会計」をわかりやすく伝えるという切り口の作品だ。


「経営や会計を分かりやすく学びたい」というニーズは相変わらず大きいのだ。
ジャンルとしては経営や会計を仕事にしている自分でもこうした本を書けなくはない。
それだけに自分にもチャンスはあるということだ。


もちろん、それは近いように見えて非常に遠いことも承知している。


そもそも、こういう本読んで経営や会計を学んだつもりになるのは間違いだと思ってるし。
この本読むならドラッカーの原書を読んだ方がいいのに、とか思っちゃうし。
そんな風に考える時点でベストセラー作家になる素養がないだろオレ、と思う。


一方、「もしドラ」著者の岩崎夏海さんは、AKB48の仕掛け人メンバーの一員なんですってね。
この本はいろんなメディアで取り上げられて「プロモーションが上手だな」と思っていたのですが、
これを知って妙に納得しました。
やはり100万部を超えるセールスを達成するには、「内容」はもちろんのこと「売り方」が非常に大事。


そういう点でも、この本を食わず嫌いで遠ざけるのではなく、
「自分が読む気になれないこの本が売れた(世の中から支持された)」
という事実から自分が学ぶべきことが何かありそうな気がしている。


別に自分が作家になるわけじゃなくても、日々の仕事や将来の仕事にも活かせるヒントがありそうな気がする今日この頃。


ちょっと読んでみようかな。
こうやってベストセラー本は部数を伸ばしていくわけですね。。。

ミッドライフ・クライシス

先日読んだ日経ビジネスオンラインコラム
初めて知った「ミッドライフ・クライシス」という言葉。


(ミッドライフ・クライシスの説明はこちら


ほうほう、そんな概念があるんですか。
これってまさに、今の自分に当てはまってるな。。。


自分の葛藤が概念的に説明されてスッキリしつつ、
誰にでも起こりうるありふれた葛藤なんだなと気づき、複雑な気分。


今までの価値観に対する疑問
漠然としたむなしさ、焦り、停滞感


そうした葛藤が新しい可能性や創造性への飛躍につながるとのこと。
そう考えると、ここのところずっと抱いている
心のモヤモヤも悪いものではないな。


ミッドライフクライシスを乗り越えようとする過程は、
「夜の海の航海(night sea journey)」なんて表現されるそうです。


「心が暗闇の中にあって、出口の光が見えず長らく低迷する状態」


というワケで、誰が言ったか知らないがうまいこと言ったもんです。


世界の錯綜から自らを解放するために、
「夜の海の航海」をもう少し続けてみようと思います。

「年をとれば、自分自身や世界などの両義性を知ることがきわめて重要になってきます。
疑うことは知恵の始まりです。人生の価値を疑い始めることはきわめて重要であり、
そうして世界の錯綜から自らを解放することができるようになるのです。
若い人たちは疑いの中で生きることができません。
人生に対して深刻な疑いをもてば、世界に入っていけなくなります。
しかし成熟した人は世界からもっと分離すべきです。
人生の半ばをすぎれば、それは完全に正常なことです。」

by ユング

PS
ミッドライフクライシスという概念を調べていて
読み応えがあったのが下記のコラム。

ある意味で当たり前のことが書かれているのですが
興味深かったです。ご興味のある方は是非。

【ミッドライフクライシスを超えて】

第1回 このまま走り続けていいのだろうか
第2回 あなたの人生のカーナビは機能していますか
第3回 苦しみから抜け出すヒント
第4回 自分と向き合い、自分を見つめ直す

個人投資家向けIR

ここのところスポーツの話題ばかりだったので、たまには仕事の話を。


今月は個人投資家向けIRに関連する仕事が多いです。
個人投資家向け説明会だったり、メディア対応だったり。


そのうち主な活動をご紹介すると、
先日、E社の社長がラジオNIKKEIの番組に出演しました。
ラジオNIKKEI 菅下清廣のIRサプリ

(↑のリンク先でオンデマンド&ポッドキャストにて聴くことができます)


また、明日(14日)、↓にて個人投資家向け説明会を行います。

東京IPO 個人投資家向けIRセミナー

(こちらの内容も後日動画配信されます)


E社はまだまだ個人投資家の認知度が高いとは言えないのですが、
(玄人筋からのウケは悪くないんですけどね・・・)
今月末は中間配当&株式分割権利取りということで、
個人投資家からの問い合わせも増えています。


そんなタイミングもあって個人投資家向けIRに力を入れてみました。


いずれも自分はプレゼンしていませんが、WEB上でチェックできるので、
よかったらご覧になってください。