感奮語録


先日、致知出版からのメルマガで紹介され、なんとなく良さそうと思って
買ってみた「感奮語録」という本。

正直、著者の行徳哲男氏について今まで知らなかったのですが、
読んでみると共感できるフレーズが多々あったので、下記にまとめてみました。

変化は断続する。切断されているから至るところに崖がある。
だから、いつでも身軽に翔べることが大事である。
このような時代に重い荷物を持っていては翔べはしない。
ゆえに、いろいろな持ち物を捨てたり忘れたりすることが必要である。
これからは「忘」と「捨」の時代である。

ローマの哲学者セネカは「人間にはもともと狂った部分がある。
狂っているときが一番健全で正常なのである」と喝破した。
人間が最も不健全で異常な状態とは何か?それは狂えないということである。
現代人は冷めてしか物を見ることができない。だから狂えない。
ゆえに、不健全、不自然になっている。

「軽さ」の頭に「あ」をつければ「明るさ」になる。真剣な人は
「明るい人」である。眉間に皺を寄せて深刻に生きている人は、
実は一番真剣に生きていないのではないか。

現代人は考えすぎる。しかし、考えて解決する問題など皆無である。
問題を解決するには行動するしかない。考えることは行動に
ブレーキをかける。考えるから行動しない。行動渋滞が起こる。

人に同情することは和ではない。同情や同調は和をつくらない。
和して同ぜず。和とは同しないことなのである。和をつくれる人は
紛れもない私、主体的な人間にしか本当の和はない。

四面楚歌こそ最高である。ニーチェの言葉に「汝の周辺の一切が
汝に反対するとき、汝が最も幸せなときである。なぜなら、
生きている最も鮮烈なときだから」とある。いろいろな攻撃を
受けたときは、生きていることが最も鮮烈であるというのである。


まずは、捨てること。自分の直感を信じること。行動すること。