不動産探しの旅 その2
(前回の続き)
リセールバリューを重視する上で最初に考えたのは、
新築にするべきか?中古にするべきか?です。
皆さんはどちらの方が良いと思いますか?
通常、不動産の新築価格には新築プレミアム
(不動産業者の利益等)が乗っかっています。
これは不動産に限らず、自動車などでもそうですが、
「買った瞬間に値下がりする」と言われたりしますよね。
その意味では、新築より中古で買った方が有利のように思えます。
そこで、様々な中古物件の情報を調べてみました。
そうすると、予想外な物件の存在に気がつきます。
いわゆる「分譲アップ」物件というやつです。
「分譲アップ」というのは不動産業界の用語で、
新築時の価格(分譲価格)よりも中古の売買価格の方が高い
状態を指します。
もちろん、多くの物件は「分譲価格>中古価格」なのですが、
一部の物件は新築後何年か経過しても「分譲価格<中古価格」
という状態なのです。
購入(所有)に伴う諸経費等をいったん無視しておおざっぱな議論をすれば、
「分譲価格<中古価格」ということは賃貸で家賃を払い続けるよりも
非常に有利だということになります。
「分譲アップ」=リセールバリューのある物件
ということで、分譲アップ物件の共通項を探ることにしました。