村上春樹を読む


オリンピックが盛り上がっている中、今日は村上春樹の本を読んだ。


恥ずかしながら、私は今まで村上春樹の本を読んだことがなかった。
なんとなくメジャーなものを押さえておくような読み方に抵抗があったから。


そうした中、最近、村上春樹の小説よりも村上春樹という人物に興味を持った。
どうやら、海外を転々としながら小説を書いているらしい。
どのような思いで日々を送っているのだろう?

そこで、村上春樹デビューは、過去の著名な小説ではなく、彼のメモワールである
走ることについて語る時に僕の語ること」を読んでみることに。
(別に走ることに興味を持っているわけではない・・・)


個人的な感想としては、村上春樹さんという方は、いわゆる破天荒な
才能で周囲を魅了する芸術家というよりも、自分の流儀にこだわりを持って
静かに我が道を進むタイプ(イチローのような雰囲気)のように感じた。


興味深かったのは、彼が専業小説家になろうと決意したのが1982年のこと。
その時、彼は33歳。


それに合わせて、彼は、
・順調だったジャズクラブの経営をやめ、
・気分の乗らない人づきあいをやめ、
・日々ランニングをする生活を始め、
・そして、煙草をやめた。


まさに自分も同い年。そして、何かを変えようとしている時期。
色々と自分に重ね合わせて興味深く読んだ。