群れないまま属す
ここ数年考えているテーマに「群れないまま属す」ということがある。
以前、こちらのブログを読んだ時にこの表現を見かけて、自分が漠然と感じていた
ことが明確になった感覚を覚えた。
組織やコミュニティというものはひとりだけでは得られない「安心感」や「力」を
得られるが、そこで群れてしまうと「思考停止」したり、「自立心」が削がれてくる
感じがして仕方がなかったのだ。
このブログの副題に「一匹狼の作法」と名付けたのは、そこに理由がある。
人間はひとりで生きていけるほど強くはないし、誰かに必要とされることで
生きている実感が得られる。しかし、いかなる状況でも心が折れない自立心を
得るには、組織やコミュニティに安住していてはいけないと感じる。
言葉もわからない中、シンセンの街をひとりで歩いていると、
自分の存在のちっぽけさを感じる。
そうした感覚を味わうのは久しぶりだが、今の自分に必要なことだと思う。