子会社出勤 初日

本日は子会社出勤の初日。


早朝、送迎車と待ち合わせして会社に向かう。


実は、送迎車の手配は、渡航前に心配な要素のひとつだった。
自慢ではないが、私は中国語が全くできない。
しかし、運転手は中国の方で、もちろん日本語はできない。
しかも、その運転手はスキンヘッドでサングラスをかけているという。


その運転手は現地スタッフが知り合いから紹介してもらったそうなのだが、


「果たしてちゃんと時間どおりに来てくれるのだろうか?」
「実は悪い奴で、ワケのわからないところに連れ去られたらどうしよう?」
「何か話しかけられたら全く対応できないぞ・・・」


などと、おかしな心配をしていた。


しかし、そんな心配は一切無用で、運転手は20分ほどの快適なドライブで
スムーズに会社へ送迎してくれた。コワモテだけど、人間的にもいい人そうだ。
(ほとんど会話はできず、お互いに微笑みあっただけなのだが・・・)


これで、日々の生活にあたっての不安がひとつ解消されたので、ほっと一息。


この日は、中国の人材マーケットへ視察に行った。
日本でいう職安のようなところに大量の若者がたむろしている。
この日の視察は午後だったのだが、午前中はもっとすごい人だそうだ。


街を見ていても、中国は日本より若い人の割合が多い印象を受け、
それがゆえに活気というかガツガツしたパワーを感じる。
これが中国の成長の原動力であり、かつて日本もそうだったのだろう。


その後、中国銀行に預金口座開設に出向く。
窓口にはたくさんの人が並んでいる・・・
これ立ったまま並ぶの??


そしてまた、1件ごとの処理が恐ろしく遅い。。。
あまりの長さに立ったまま寝そうになる中、約1時間くらいで
ようやく自分の順番が来て、口座を開設することができた。
(現地スタッフが同行してくれたおかげであり、自分はくっついて
いただけですが・・・)


駐在スタッフから「中国のオペレーションは非効率なことが多いですよ」と
教えられていたのを肌で感じることができた。


そして、日本からリエコに送ってもらった寝具一式をCHINAPOSTにて受け取る。


(中国に郵便局の国際小包(POSTAL PARCEL)サービスで荷物を送る場合は、
届け先近くの郵便局の窓口へ荷物を引き取りに行く必要あり。
ちなみに国際スピード郵便(EMS)は、届け先の住所までちゃんと荷物が届いた。)


中国は荷物の中身が開けられて物が無くなるとか、ちゃんと荷物が届かないとか
いろんな噂があったものの、無事に届いてこちらもほっと一息。


わからないがゆえに感じていた不安がひとつずつ解消された一日だった。
わかってはいたが、やはり、たいがいのことは何とかなるってことだ。